内向的で疲れてしまうのを止めたいなら
内向的な人はあれこれ考えてしまって疲れやすいと感じることは多いのではないでしょうか。他人とコミュニケーションを取るのが面倒、疲れてしまう。人混みに行くのも苦手などなど。
できれば家に閉じこもって、たまに外に出るにしても自分が慣れている場所だけで完結しても全く困らない。人と関わるにしても数人の気心の知れた人や家族とだけ関わっていればそれで十分、と言う人も多いかもしれません。
しかし現実的に生きていく上で、学校にしろ会社にしろ社会と関わっていく事は不可欠です。そこにジレンマを感じるのではないでしょうか。ここでは内向的な性格ゆえに疲れてしまう人のために、内向的でも生きやすくなる方法をお伝えできればと思います。
目次
私自身、内向的で生きづらさを感じていた
私自身、昔から人とのコミニケーションがストレスであるため、できれば少数の親しい人たちとだけ付き合って生きていければと考えていました。
しかし学校でも社会でも、どうしてもいろんなタイプの人たちと接する必要があります。私自身も内向的な性格ゆえ、あまり気配りのできない人とコミニケーションを取るとそれだけでストレスになります。
まして世間では外交的な人の方が評価されるような風潮があるので、自分が劣っているような感覚を覚えて更に引け目を感じました。
しかし昨今、内向型に対する理解が深まってきたおかげで、世間の認知が変わったような気もします。内向的だからといって外交的な人よりも劣っていると言う事はなく、特性が違うということ。そういった認識が広まりつつある事はとても喜ばしく感じています。
内向的で疲れる理由
もしも内向的で疲れてしまうと悩んでいるとしたらその理由は、
- 相手の反応が気になる
- 漠然とした不安
- 自信のなさ
などが原因ではないでしょうか。
私自身の癖でいえば、初対面の人と話すときに気疲れするのは、相手がどんな人が分からないうちは緊張します。自分の何気ない一言が相手を不快にさせないか、その結果、怒られたり、喧嘩にならないかという不安。不測の事態が起きるのではないかという漠然とした不安。そもそも自信のなさからくる打たれ弱さなどからストレスを感じます。それが気心知れた人なら相手の性格も分かっているので、そこまでの疲れを感じません。
なので内向的で疲れると言うのは、相手の反応が気になることや漠然とした不安、自信のなさからだと思います。
内向的でも疲れないようにするには?
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上で上げた原因を軽減、解消するには大きく分けて2つ、
- 他人に期待しない、自分を大切にする
- ポジティブ思考を身に付ける
他人に期待しない、自分を大切にする
相手の気持ちは相手のものですから、相手にどう思ってほしいかをコントロールすることはできません。当たり前の話ですが、ついつい、相手にこう思ってほしいと期待しがちです。たとえば自分の発言に同意、共感してほしい、自分の反対意見を受け入れてほしいなど、冷静に考えると無茶な要求を自然と考えてしまっていないでしょうか。
あるいは、相手の話をちゃんと聞かなければいけないという思い込みによって、興味のない話に付き合ってストレスを感じることもあるかもしれません。相手に悪いからと思わず、自分はその話に興味がないと伝えること自分を大切にする方法です。
他人に期待せず、自分を大切にすることがストレスを抱えない秘訣です。
他人に期待せずに自分を大切にすると、自己中に思われるのではないかと不安に感じるかもしれません。実際、人から皮肉や悪態をつかれることはあるでしょう。
それでも一時的にバツの悪い思いをするくらいです。気苦労して疲れるよりもよほど、日々の幸せ度が違います。
ポジティブ思考を身に付ける
自分に自信を持つことだったり、自分の幸福感を高めることも大切です。内向的な人はついつい他人の目を気にしてしまいがちですが、それは結局は自信のなさの裏返しでもあります。
ある研究によると40代や50代からタクシー運転手に転職した人の脳を調査したところ、明らかに地図を記憶する領域が発達していたということが分かりました。つまり年齢に関係なく繰り返し学習することで、人間の脳はいくらでも変化するということです。
つまり、今の自分は内向的だとしても、年齢に関わらずいくらでも軌道修正ができるということです。
内向的な人は心配性な人が多いため、結果的にネガティブ思考になりがちです。ポジティブな思考を取り入れることで、内向的な人でも疲れないようになることは十分可能なのです。
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ポジティブ思考を身に付ける代表的なやり方として「毎日寝る前にその日あった良かった事を3つ記録する」と言う方法があります。これだけで頭の中をポジティブな思考に切り替えることができて、たとえ内向的な性格であっても不安が減り、疲れないようになります。
内向的で疲れると言う事は疲れる何かの方に意識が向かう傾向にあるということです。逆に自分が幸せに感じるもの(ポジティブなもの)に意識を向けられれば、以前までなら疲れていたことも気にならなくなるでしょう。
気心の知れた人とだけ付き合うことが悪いわけではない
上で紹介した方法以外にも、そもそも初対面の人や気の合わない人と交流するのが疲れるなら、気疲れしない人とだけ付き合うようにするのも有効です。
別に、気心の知れた人とだけ付き合うことが悪いわけではありません。価値観の近い、自分を理解してくれる人たちと交流する方がストレスがないなら、それでもいいのです。
周囲の大人(外交的であることが良いと考えている人たち)は良かれと思って色んな人と交流すべきというかもしれません。それはその人たちの考えであり、唯一無二の正解ではありません。自分の好きなように生きましょう。